ジパン具 vol.7 「春画」

ジパン具 vol.7  「春画」

古来、日本画には「具」という胡粉をベースにして各種の彩料を合わせた絵具(具絵具)を使う文化がありました。
描き手が具と彩料あるいは、彩料同士を合わせ新たな色彩を創ることによって豊かな画面を生み出してきたと言えます。
私たち11名のグループ‘‘ZIPAN具’’は、この「具」に着目し第7回展を開催することとなりました。
今回は、具の文化を活かした自由制作と暖簾に描く共通作品共に『春画』というテーマで臨むことになりました。
春画を単なるポルノと捉えるのではなく、そのユーモアや滋味溢れる表現をアートとして、愛として捉え制作に挑みたいと考えています。 この古くて新しい試みを是非ご高覧下さい。

日時:2014年11月11日(火)-16日(日) 12:00〜19:00(最終日17:00まで)
会場:Gallery i
〒605-0074 京都市東山区祇園町南側584番地
参加作家:畔蒜克則 池山れい 加藤ゆず 中村一義 馬塲稔郎 福井安紀 
福元なおんど 藤岡雅人 堀井利香 宮本明 山口和孝

会期中付帯イベント
11月15日(土)
13:00~アーティストトーク
14:00~ 講演「春画について」石上阿希(立命館大学衣笠総合研究機構 専門研究員)
15:00~ ワークショップ「檜を削って箸を作ろう」馬塲稔郎

11月16日(日)
13:00~アーティストトーク
14:00~ ワークショップ「コガネムシ描き講座」畔蒜克則
15:00~ ワークショップ「土と石から絵具をつくる」福井安紀